2007.07.06

“子供ら「9条への思い、強くなった」” 「無防備マン」読んで修学旅行、“日本軍断った地の住民が助かった話”など聞く

・埼玉県から修学旅行で沖縄を訪れている自由の森学園中学校(潮瀬治校長)の3年生が
 「集団自決」や「無防備宣言」を学ぼうと戦争体験者の話を積極的に聞いている。コースを
 企画し、渡嘉敷村の前島と渡嘉敷島を訪れた中島大地君(14)=埼玉県川口市=は
 「何をやっていけばいいのかは分からないが、沖縄を訪れて戦争へ逆戻りしないようにしたいと
 思った。あらためて憲法9条に対する思いが強くなった」と話している。

 自由の森学園では、半年前から生徒が修学旅行のコースを企画。伊是名村でのホーム
 ステイや基地問題、伝統文化など投票でコースを選んだ。集団自決や無防備宣言などに
 ついて考えたのは「前島コース」のメンバー16人。

 前島コースは、中島君が無防備地域宣言運動全国ネットワークの会員が描いた漫画
 「無防備マンが行く!」を読んだのをきっかけに企画した。
 2日は渡嘉敷島の住民、3日は前島の住民から沖縄戦の証言を聞き、壕などを見学した。
 生徒らは前島で食糧や水、部屋の余裕がないなどの理由で日本軍の駐屯を断り、結果的に
 住民の命が助かったこと、日本軍がいた近くの渡嘉敷島では集団自決で次々に住民が命を
 落としたことなどを聞き、命の大切さを感じた様子。

 中島君は、沖縄戦の「集団自決」への日本軍の強制に関する記述が修正・削除された教科書
 検定問題に対して「本当のことをちゃんと伝えてほしい」と要望。「戦争をするのは簡単で、
 平和をつくり上げるのは難しい」と平和を守ることの大切さを指摘した。
 同学園の齊藤理子教諭(32)=埼玉県飯能市=は「証言者は2人とも『鬼畜米英』などと
 教えられた教育は恐ろしいと繰り返していた」と振り返り、教科書検定問題に対し「すべてを
 覆い隠すより、真実を受け止めて考えていくことが大切だと思う」と話した。(一部略)


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2007.07.06